『フェル・アルム刻記』 地図

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作図:still water , 原案:大気杜弥

 三方を海に囲まれ、北方は“果ての大地”という未知の地域。その百メグフィーレ余四方内の世界が、フェル・アルムである。フェル・アルムはひとつの世界であるとともに唯一の国であり、南方、中枢都市群のアヴィザノを帝都とおく。中枢部を中心として十万以上の人が暮らしている。
 二種類の氏族が存在し、それぞれライキフびと、ラクーマットびとと名乗る。
 ライキフびとは青みがかった黒い髪と茶色の瞳を持つ白色人で、ラクーマットびとは金髪と、青もしくは緑の瞳を持つ褐色人だ。

 世界全体的に牧歌的な印象が強く、その雰囲気は中枢であっても変わらない。全ての地域が一定以上の潤いをみせており、貧民街というものは存在しない。主な産業として、北部域は放牧による酪農が、鉱物資源に恵まれた西部域は鉱業が、中枢を含む南部域では農業が盛んである。

 立史千年を数えるといわれているが、その歴史はきわめて平穏である。九八七年に起きた、“ニーヴルの反乱”を除いて。

 物語はフェル・アルム暦一千年、スティン高原においての春の宴から始まる。

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